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港区学びの達人プロジェクト

2023 ABLプログラム「ひらめきの科学vol.2」(全3回)

プログラム概要

算数や数学の問題や作文のネタ、図工や美術のアイデアなど、小中学生にはひらめかなくてはいけないことがたくさん。学校だけでなく家の中でも、お休みの日に何をしようか、親やきょうだいとのけんかをどうやって解決しようかといったアイデアのひらめきを求められることがあります。でもひらめくのって、ちょっとむずかしい…苦手だな…と思っている人も多いのではないでしょうか。

身の回りのモノの見方をちょっと変えてみる、「こうなったらいいな」を考えてみることが思わぬ発見につながります。ひらめくことは人生をよくしていくこと。ハッピーな冬休み、そして2024年を送るためにひらめきのプロとともに「ひらめき」を科学してみましょう!

実施スケジュール

実施日時 2023年12月26日〜2024年1月17日(全3回)
会場 みなと科学館・IMAGICA GROUP
参加者 小学4年生から中学2年生 15名

第1回:ひらめきってなんだろう?

実施概要

実施日時 2023年12月26日(水)
会場 みなと科学館
参加者 小学4年生から中学2年生 13名   

活動の様子

今回のテーマはひらめき!

実施場所となったみなと科学館で実施している「恐竜研究展」にちなんで、恐竜をテーマにひらめくのが今日ののミッションです。

まずはミッション①「実験室の中にあるものを恐竜にしよう!」
実験室の中にはビーカーや試験管、試験管ばさみなどたくさんのモノがあります。恐竜とは全然関係のないモノを組み合わせ、自分なりの恐竜をつくってもらいました。洗濯ばさみを組み合わせてホネに見立てたり、粘土を土に見立てて化石が埋まっている様子を表現したり、軍手が恐竜の足になったり…紙コップを切ったり、モールをひねったり、紙をちぎったり、さまざまなひらめきからそれぞれの恐竜ができあがります。

次は、ミッション②「恐竜を動かしてみよう!」
それぞれの恐竜をiPadで写真におさめ、KOMA KOMAというアプリでコマ割りの動画をつくります。iPadに慣れている港区の子どもたちは、KOMA KOMAアプリの説明を聞くと目を輝かせて試行錯誤しながら楽しそうに動画クリエイターになっていました。(参考:KOMA KOMAアプリhttps://www21.nichibun-g.co.jp/komakoma/

ただ動かすだけではなく、ストーリーを考えて「恐竜がエサを食べる」「そのエサが逃げていく」という場面を表現したり、画角を工夫して台にのって俯瞰の位置から撮影したりしました。ここでもそれぞれのひらめきアイデアが見られました。

最後にひらめき作品の発表です。それぞれの発表の後、お手本の動画とみんなが作った動画はどう違うか、影のないブレない動画を取るためにはどうすればいいかを考えました。協力くださったIMAGICAさん、ピクスさんといった映像のプロフェッショナルが撮影台をつくって「定点で撮る工夫」「影が入らないためには?」と子どもたちと一緒に考えます。プロの人たちも「この撮影台をつくるためにどうしたらいいかなとみんなで相談して試行錯誤しているよ」と仕事の現場についても教えてくれました。

最後に、次回の講師である“ひらめきのプロフェッショナル” P.I.C.S. management所属のくろやなぎてっぺいさん( https://www.pics.tokyo/member/teppei-kuroyanagi/)から「レスキューするゴミを探してくる」宿題ミッション動画が送られました。次回は、いよいよてっぺい先生とともにひらめき動画を撮影します。

洗濯バサミを恐竜にみたてた作品
自分の作品で動画作成をしている様子

第2回:ゴミをレスキューするひらめきの実践!

実施概要

実施日時 2024年1月5日(金)
会場 みなと科学館
参加者 小学4年生から中学2年生 13名

活動の様子

今回のゲスト講師はくろやなぎてっぺい先生です。てっぺい先生の提案でまずはみんなで自己紹介。参加している子どもたちと大人のスタッフ全員が部屋の中を歩き回り、自分以外の全員にひとりひとり「自分の名前、すきなもの、きらいなもの」を紹介するアイスブレイクからスタートです。少し照れてしまう子、積極的にみんなに挨拶してくれる子などさまざまですがなんとか全員に挨拶しました。

次にてっぺい先生からひらめきの3つのコツ「みる(ひらめきの観察)」「考える(ひらめきの法則)」「つくる(ひらめきの実践)」を紹介してもらい、ひらめきは「〇〇×〇〇」のかけ算でできていることを教えてもらいました。例えばペットボトル×花から花瓶が、茶碗×雲からごはん、急須×雲から湯気がうまれます。バック×三角形のひらめきでできたてっぺい先生のひらめきも紹介いただきました(https://www.pics.tokyo/works/baobao-summer22_season-movie/)。

ひらめきかけ算によって、みかんがアルマジロやパックマンに変身。ここで前回みんなが練習したコマ割動画の登場です。てっぺい先生が作成したみかんが変身ストーリーのするコマ割動画を見せてもらいます。さあ、宿題でそれぞれが持ってきた「レスキューされたゴミ」の出番です。まずはそれぞれの“ゴミ”が新しく生まれ変わるひらめきかけ算のストーリーを考えます。ペットボトルはミキサーに、トイレットペーパーの芯はバラの花瓶に、ゼリーのカップは車のタイヤに…子どもたちがそれぞれ考えたひらめきストーリーをプロと同様に「絵コンテ」として作成します。てっぺい先生に見せるともっとよくなるヒントをもらえると知って、てっぺい先生のもとに行列が。普段は自分だけで完結してしまう子どもたちでも、専門家から学び取ろうとする姿勢が見られました。

絵コンテができたらいよいよ撮影開始!今日は撮影台も充実しており、それぞれが思い思いに撮影します。撮影台の前でじっくりと粘る子、一度撮り終えて新しいひらめきから絵コンテを作成する子、撮影のための“ゴミ”を使った道具の作成に時間をかける子などさまざまです。じっくりと時間をかけ、休憩の時間になっても納得するまで撮影を続ける子も多くいました。

休憩後はIMAGICA GROUPの山下さんからの会社紹介です。IMAGICAという名前は聞いたことがないかもしれないけど、みんながよく知っているアニメや映画、ミュージックビデオなどをつくっている裏方の仕事ですとのご紹介があり、表に出ている目に見えるモノだけでなく、その裏を支えるたくさんの人たちの存在を考えるきっかけになりました。「徹夜したことありますか?」「どういうときにひらめきますか?」「どういうときにお仕事が楽しいと思いますか?」など、たくさんの質問が出ました。

最後に、みんなが作ったKOMAKOMA動画をてっぺい先生が繋げて上映会です。見ているみんなに「お気に入りの動画を探して」というと、それぞれがお友達のよい動画を取り上げて理由を伝えていました。てっぺい先生がすべての作品に「どうしてこれをつくったの?」「工夫したことは?」などの質問とともにコメントをくださり、みんなは真剣に聞き入っていました。

まとめとして「ひらめくためには何が必要?」と話し合いました。一つの見方にしばられないためには、ずーっと考えつづけること、他の人の考えを見ること、あとはひらめきの種である「困ったな」を見つけることなどさまざまにありました。ひらめきは「こうなったらいいな」を考えて人生をポジティブにします。そうした未来へのよい展望を考える姿勢を養うことができた子どもたちに、てっぺい先生から「学びの達人証明書」が授与されプログラムは終了です。長い時間でしたが子どもたちは疲れを見せることなく楽しそうにてっぺい先生とお別れしていました。

動画作成に取り組んでいる子どもたち

第3回:ひらめきの生まれる場所を見学しよう

実施概要

実施日時 2024年1月13日(水)
会場 IMAGICA GROUP 社
参加者 小学4年生から中学2年生 10名・保護者7名

活動の様子

ひらめきをお仕事にしている人たちはどのように活動しているのでしょうか。IMAGICA GROUPのみなさんのご厚意でその現場を見せてもらえることになりました。いつもはそれぞれの好きなスタイルでプログラムを受けてもらうのですが「今日は会社の中を見せてもらうから、“礼儀正しく”しようね」とあらかじめ伝えると、神妙な顔してうなづく子どもたち。

まずは、試写室に向かいます。試写室は50名ほど入る広さで、映画館よりも音響が立派だとIMAGICA社の山下さんからまずご説明がありました。映画館での映画のスタートと同じように上映開始!それぞれのつくったKOMAKOMA動画だけでなく、第1回、第2回のプログラムの様子を保護者のみなさんにお伝えするためにピクスの矢野さんが作成してくださった動画を鑑賞しました。参加した子どもたちからは「こんなにすごいところで上映してもらうと、動画もすごく見える」などの感動の声がありました。

次に2班に分かれて「映像の色調整」「映像の音響調整」のお部屋にそれぞれに向かいます。これらのお部屋は、企業内でも入れない人がいるくらいの厳重なセキュリティがしかれていのですが、今回「学びの達人」のみなさんのために特別に見学の許可がでました。見学するだけでなく、色調整や音響調整の機械を実際に触らせてコントロールさせてもらったり、ナレーターのブースにいれてもらったりと、関連企業にお勤めの方も「やったことがない」とおっしゃるような体験がありました。

子どもたちと保護者のみなさまからのたくさんの質問にもていねいに答えてくださり、「夢がかなった!」などと未来の展望を口にする子どももいました。IMAGICA GROUPのみなさん、お忙しい中本当にありがとうございました。

今回は“ひらめく”をテーマに一つのモノやイベントを多角的に観察し、その後の可能性をさまざまに考える経験をしました。「こうなったらいいな」の未来へのポジティブな展望を持ちながら、「今ここ」をよりよく、ハッピーに過ごすひらめき視点を持てるようになれることを願っています。

試写室で子どもたちの作品を鑑賞する様子
「映像の音響調整」の部屋を見学する様子

参加した子どもたちからの感想(一部抜粋)

・ひらめくために必要なことは、たくさんの視点から物事を見ること、不便だと思うものから「どうすれば便利になれるのかな」と考えることだと思いました。(小4・女子)

・ひらめきでたのしくなることがわかった。(小6・男子)

・発見って楽しいと思った!(小6・女子)

・世の中にはこんな仕事もあるということを初めて知りました。ひとつの映画が終わったらきっと次の映画に着手しなくちゃいけないだろうし、終わりがないならば、好きじゃないと続けられないと思いました。(小6・女子)

・音響や色調整等、初めて見るものばかりで楽しかった。音響等の仕事にも興味を持った。(中1・女子)

・すごく楽しくて あっという間だった。夢が叶った。(中1・男子)

・他の人にも意見を聞くとおもしろい発想が得られてとても楽しかったです(中2・女子)

保護者からの感想(一部抜粋)

・今回も子供が楽しそうに帰ってきて、こんなの作ったんだとか欲しいものを自分から話をしてくることが増えました。 言葉が足らないのであまりイメージできるほどの説明は毎回ないですが、家よりも外では頑張ってはなしてるのも聞くので、積極的に参加をさせていきたいです。(小4男子・保護者)

・映画館の画面がテレビに比べると暗くて見づらいなと思っていたのですが、色味を調整する所で、プロジェクターで投影しているから(テレビは画面自体が発光しているから)だと気づいてスッキリしました! 貴重な設備を見せてもらった上、質問にも丁寧に答えてもらえて嬉しかったです。 息子と一緒に学べて嬉しかったです。 貴重な体験をさせてもらって、ありがとうございました。(小5男子・保護者)

・我が家では「マナタツ」と呼んで、このプロジェクトを毎回とても子どもが楽しんでおり、家族で会話しています。今後も教室や塾から離れて気づきを与えてくれるイベントに期待しています。(小5男子・保護者)

・どんな感じで作品を作り始めたか。教室の様子や、関わってくださった方々のお話を、凄く興奮気味に話してました。やりたい!を大事にしたかったので、参加するしないも本人の意思で!と思いながら、1回目、2回目、色々な話を聞きながら帰り、そして、一応、3回のプログラムだとは最初に伝えてありましたが、選択するまでもなく、次の課題や、持って行くものを、これにしよー!あれにしよー!と、頭の中は次の回の事ばかりでした。自宅では、大声で話しまくりですが、外では全く別人級に、言葉を発しませんが、周りの方々に助けて頂き、本当に感謝致しております。(小6男子・保護者)

・いつかやってみたいと思っていたことができたり、スタジオ見学ができて楽しかったと話してくれました。(中1男子・保護者)

・貴重な機会をありがとうございます。ドラマや映画が、様々な専門家の地道な作業によって制作されていることが分かり、今後の動画を見るときの目線も変わりました。普段接しない業界を垣間見れて、子供も知らない職業をしれて、楽しそうでした。(中1女子・保護者)

活動動画

ダイジェスト動画

子供たちの作品集

協力会社

株式会社IMAGICA GROUP 

株式会社ピクス 

その他のABLプログラム

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