プログラムのねらい
第1回の「磁石」「鉄」「サビ」よりももっと身近にある「温度」をテーマに、目に見えないものをどのように客観的に測定するのか、温度の差をつくりだしているのは何かという科学的思考を養うことを目的としています。さらに、温度についての主観と客観の違いから自分の経験するものと他者の経験するものの違いについて考慮し、多様性を理解する態度をもたせることも狙っています。
実施概要
実施日時 | 2021年1月7日〜1月23日(全3回) |
会場 | みなと科学館・自宅からオンライン |
参加者 | 小学4年生から6年生まで7名 |
第1回:温度計を持ってきて!
実施概要
実施日時 | 2021年1月7日(木)15:00~16:00 |
会場 | オンライン |
参加者 | 小学4年生から6年生まで5名 |
子どもたちの活動の様子
今回のミッションは、「温度計を3つ以上もってきて」です。事前にビデオでミッションが伝えられました。子どもたちは、持ち寄った温度計を見せあいました。体温計やデジタル温度計、バイメタル温度計など種類や機能、値段など多様なものが揃いました。
さらに、温度計が無かったときは、どうやって温度を測ったんだろう?温度と密接な人たちはどんな仕事の人だろう?など温度というテーマであらゆる方向に話題が広がりました。次回は、「家の最高温度と最低温度を測ってくる」ことになりました。
第2回:家の最高温度と最低温度を測ってきて!
実施概要
実施日時 | 2021年1月13日(水)15:00~16:00 |
会場 | オンライン |
参加者 | 小学4年生から6年生まで5名 |
子どもたちの活動の様子
今回のミッションは、「家の最高温度と最低温度を測ってきて!」です。寒いと思うところは、ベランダや玄関など、暑いと思うところは、お風呂場や台所などと各自記録したデータを持ち寄りました。さらに、「どうしてそこが暑いと思った?」など、予測をたてた根拠についても話し合いました。少しずつ、温度の仕組みが少しわかってきたので、次回は「自分たちで温度計を作ってみる」ことになりました。
第3回:温度計の発明家になろう!
実施概要
実施日時 | 2021年1月23日(土) |
会場 | みなと科学館から中継・オンライン |
参加者 | 小学4年生から6年生まで5名 |
子どもたちの活動の様子
みなと科学館に集合して温度計を作成することを予定してしていましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止の措置にともない、参加者は自宅で温度計を作成してオンラインで共有することになりました。科学館から、温度計を作成する実験をデモンストレーションし、中継しました。自分たちが作成したい温度計を各自が材料を持ち寄り作成しました。種類は、液体温度計、バイメタル温度計、ガリレオ温度計などバラエテイに溢れています。科学館では、温度計の中身である液体の種類を変えて実験をしてみました。
エタノール、ワイン、水、食塩水、オレンジジュース、牛乳、酢。みなさんは、どの液体が温度計に一番適していると思いますか?温度計の中に入っている実験後、「温度計がなかったら、自分達のセンサーを使おう!」「みんなのセンサーはどれぐらい正確かな?」と問いかけました。温度を制すると、まわりの人の「最適」にも気を配れます。そんな気配りできる学びの達人をめざしたいですね。